2010年度 京すずめ学校カリキュラム

2010年度 京すずめ学校カリキュラム

~今も息づく京の暮らしの智恵と技~

 

企画趣旨

創立から現地現場で開催してきた「京すずめ学校」では、いにしえから受け継がれてきた「京の暮らしの智恵」を発掘し発信して参りました。一つの節目を迎える本年を契機に、更に文献として後世に遺せるように整理分類をして、映像や文献として深めていきたいと思います。

また、21世紀の最大の課題である環境問題も、京都に伝わる自然のエネルギーを引き出し活用してきた暮らしの智恵、職人の智恵、町衆の智恵を体系的に調査して、口伝でしか遺されていない智恵を文献としてまとめ、世界に発信をさせて頂き、京都の文化を新たな視点でグローバルなものとしていきたいと考えます。

そこで京都について、さらに一歩踏み込んだ講座からなる一連のカリキュラムを組み、今も京都に息づく暮らしの智恵と文化を引き出す講座を開催して参りたいと思います。

 

京都の自然の力を引き出した匠の智恵

京都名水物語カリキュラム(予定)

1、寒仕込み土用越しの味噌づくりから四季折々のエネルギーを生かして

81日開催予定)

千年間天然冷蔵庫として現役の降井戸(まいまい井戸) あぶり餅・一和さんの茶店を講座会場に。ここで感じる日本の風を体験しませんか。

 

2、 仕込みの名水と京名産

 

3、 京都復活の疏水の水と近代化

 

4、 水のセラピー 川と池のセラピーを歴史から学ぶ

 

5、 旧暦に学ぶ季節からの贈り物 ~自然界の法則から学ぶ~

 

6、 修行の水  宗教都市・京都の修行の水 音羽の滝の歴史と文化

 

7、 水脈の都・京都からのメッセージ

                                            以上

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第62回京すずめ学校 京都名水物語 「京都の自然の力を引き出した匠の智恵」ご案内 

 62回京すずめ学校

京すずめ京都通認定講座

~京都の自然の力を引き出した匠の智恵~

京都名水物語

 

日時 201081日(日)午前1030 分~正午

会場 あぶり餅 一和 いちわ(今宮神社参道)

講師  株式会社本田味噌本店 

     代表取締役社長 本田茂俊氏

 

講座概要

株式会社本田味噌本店は天保元年(1830年)創業で、味噌を禁裏御所御用達として宮中に納めておられましたが、明治から一般にも販売されるようになりました。今回は本田社長から禁裏御所御用達の時代から伝えられてきた麹の熟成の温度管理をはじめとする口伝、名水と寒仕込み土用越しの味噌づくり、更に四季折々のエネルギーを生かした歴史と文化についてお話を賜ります。

会場となる“あぶり餅 一和”さんには 創業長保2年(1000年)平安時代一条天皇の時代から湧き出ている現役の井戸があり、降井戸(まいまい井戸)として天然冷蔵庫の役割も併せ持っています。また、ここは日本最古の現存する茶店でもあり、元禄時代建築の茶店の屋敷と明治時代建築の屋敷の中で、風が通り抜ける様子を体感していただきながら、寒仕込み土用越しの自然のエネルギーを引き出し、京都の名水の素晴らしさを活かした文化についてお話を賜ります。

 

定員 40名(先着)で締め切らせていただきます。

当日のご参加も定員に余裕がある場合は承ります。

事務局へお申し込みの上、

下記口座へ参加費をお振込みください。

 

講座参加費 

会員 2000円  一般  2500 

(あぶり餅皿代500円含む)

 

ゆうちょ銀行  

記号14430 口座番号34105281

へお振込みください。

 

お問い合わせ  ☎075-241-9839 

当日の電話  

絹傘 090-7969-5326  

角森 090-7352-6481

あぶり餅一和 075-492-6852

 

主催 

NPO法人遊悠舎京すずめ  

604-8244

京都市中京区小川通蛸薬師上る元本能寺町382 MBビル1-4D 

TEL&FAX 075-241-9839  

E-mail info@kyosuzume.jp

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「京都への恋文」入賞作品、入賞者について

 「京都への恋文」入賞作品、入賞者について

              NPO遊悠舎京すずめ 理事長 土居好江
                「京都への恋文」審査委員長 川端香男里
 
「京都への恋文」講評
                     審査委員長 川端香男里
 
 歴史と暮らしに根付いた奥深い京都の魅力を再発見し、広く世界に発信する活動を続けておられるNPO法人遊悠舎京すずめの創立10周年を記念して行われた「京都への恋文」コンクールは、手紙体の文章だけではなく、俳句・和歌、川柳、絵手紙というさまざまな形式を自由に選んで京都への思いを語っていただこうということで昨春発足しましたが、何と860篇もの応募を頂きました。
 京都がどのようにして京都らしくあり続けてきたのかということが、これらの作品から、地元の方々、旅人として訪れた方々の生の声によってうかがうことが出来ました。京都が今後も京都であり続けるためのさまざまなヒントがここにはあります。
 どの作品も興味深く、審査委員会でもどれを選ぶかということで苦労し、議論を重ねましたが、これは大変楽しい苦労でした。京都が日本人の心の「ふるさと」であり続けてきたことの秘密が応募作の多くで語られているからでした。
佳作も含め入賞された作品には、言葉のはしはしに何か人の心をゆさぶるものがあります。審査委員の方々の判断も、読みあるいは見る人々の心にどれだけ素直に訴える力があるかという点に主眼があったように思います。
見事な発想で始められた「京都への恋文」プロジェクトを支えて来られた遊悠舎京すずめの方々のご努力に深い敬意をささげます。
 
京都への恋文入賞者及び入賞作品一覧
○京都府知事賞   松嶌 徹     51歳  大阪府 
 
○京都市長賞    狩野 彰一    60歳  横浜市
           
○京都新聞社賞   谷口 麻衣    26歳  京都市
 
遊悠舎京すずめ理事長賞
 野田 まりあ   25歳  愛知県刈谷市 
             
 
○審査委員長賞   池田 功     74歳  川崎市
 
          
○佳作       田中 美恵子   49歳  大阪市  
          内川 泰子    68歳  福岡県  
          上柳 匡子    41歳  京都市   
        
         二瓶 博美    52歳  福島県
 
箱崎 美月    34歳  神奈川県
 
宮野 和子    62歳  西宮市   
 
副賞
 京都府知事賞 柊家宿泊券
 京都市長賞  京の宿石原宿泊券
 京都新聞社賞 愛染工房 スカーフ
 遊悠舎京すずめ理事長賞 愛染工房 スカーフ
 審査委員長賞 松籟庵食事券
 佳作     愛染工房スカーフ、千丸屋湯葉詰め合わせ
 
京都への恋文選考委員会
委員長      川端 香男里氏 (財)川端康成記念會理事長 東大名誉教授
委員(順不同)   奥田 正叡氏  鷹峯常照寺 住職
 〃       浜田 泰介氏  日本画家
 〃       井上 章一氏  国際日本文化研究センター教授
 〃       坂上 英彦氏  京都嵯峨芸術大学教授
 〃       戸祭 達郎氏  立命館大学客員教授 神戸夙川学院大学教授
 〃       西村 明美氏  柊家 女将
 〃       土居 好江   遊悠舎京すずめ理事長
 
 
入賞作品
京都府知事賞
京都への恋文                        松嶌 徹
 
私があなたに惹かれるのは、そこに神を畏れ、仏に祈りを捧げている人々が暮らしていて、だからきっと神がそこに鎮座され、仏が微笑んでおられると思えるからです。やはり、私にとってあなたの元に帰ることは“参拝”であり“巡礼”です。
でも、あなたは自分を「聖地」だなんて考えもしていません。
人々が毎朝繰り返す営み、四季折々の祭りを「宗教」だとも感じていません。
「聖地」だ「宗教」だなんてよそよそしい呼び方をしたら、きっとあなたははにかんで、「かんにんしてやぁ」などと照れることでしょう。人々には「当たり前のことやないの」といわれるだけでしょう。
それほど暮らしにとけ込んでいる(あるいは暮らしがとけ込んでいる)心のかたち。この国は、昔はどこでも神や仏は、山中深く、あるいは立派な聖堂に隠れておられるのではなく、路地の辻に、そして玄関に、台所に、いつも身近におられるものでした。
たとえば朝、ご飯一膳いただくこと。それがそのまま神や仏とともに暮らすこの国の宗教活動でした。
そんな日本の心のかたちを、あなたは今も思い出させてくれる。
 
そういえば、いまは遠い世界で暮らしておられる天皇陛下。
堀や石垣のない御所に暮らしておられた頃は、人々と同じ空気を吸っておられました。
ただ神や仏を敬い祀ってくださっていただけなのに、東へ行かれたらご自身が神になられて・・・。ずいぶんご苦労なことでしょう。
だから、あなたはいまも、帰ってこられるのを待っているのですね。みかどご自身のために。
また人々と神々と仏たち、ここで一緒に暮らそう、と。
 
~新年楽 平安楽土 万年春~
かつてあなたに捧げられた、祝いの歌。いまも変わらずこの歌を、心のかたちを守る人々が神々と、仏たちとともに詠っているまち。
だから私も懐かしくて、嬉しくて、あなたの元にまた帰りたくなるのです。
帰って、拝んで、心の形をとり戻して、元気になるのです。
 
そういえば、また、そろそろ帰ろうかな。
 
京都市長賞                       狩野彰一 
 
京都よ。日本人の旅情をくすぐる代表者よ。そう、誰もが認めている。だが、僕はそんな君に素直になれない。そりゃあ君が、テレビに映れば、ほー、いいなぁ、と思う。君が持つ懐の深さに感じ入る。だが、テレビで雑誌で、芸能人が、文化人が君を宣伝すればする程、僕はへそ曲がりの初老の男。電波にのった、この世に知れ渡った所へなんぞ行くか、といつも思っている。だから、僕が君の所へ立ち寄ったのは、六十年の人生でたったの数度。寂しい回数ではある。
だが、君を懐かしく思う気持では、僕もひけをとらない。中学の修学旅行。僕は新京極で、他校の生徒の波にのまれ、仲間を見失った。焦れば焦るほど、まわりは見慣れない景色になった。そんな僕を見かね、声をかけてくれたのが、地元の女子高生だった。彼女は僕の仲間探しに付き合ってくれた。あの時、ボ僕はどのぐらい彼女と一緒にいたのだろうか。恐らく数分だったろう。めざとい仲間に後頭部をはたかれ、我に返った時、彼女は雑踏の人になっていた。おめえ、何のためのカメラだよ!その夜、僕はさんざんに嘲られた。年上の女性の優しかったたたずまい。初めて聞く京言葉。一睡もできなかった。次の日、僕はパシャパシャと無意味にシャッターを押し続けた。家族は現像された写真に首をかしげた。…….京都よ。これが君の思い出だ。あれから45年。遥かな過去。30年連れ添った妻は京都とは何の縁もない。その妻を連れて、僕は新京極に立ってみようと思っている。残された時間はそんなに多くない。京都よ、もう君にへそを曲げている時間などないのだ。
 
 
京都新聞社賞   絵手紙               谷口 麻衣
変わらない街があるから、変わっていく私がいる。 
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遊悠舎京すずめ理事長賞             野田まりあ
 
 鴨川の 夕日みたくて 京都旅 
 
 
 
 
審査委員長賞                   池田 功
 
 京都通 父がだんだん 偉く見え
 
 
 
 
佳作                            田中美恵子
 
前略
とにもかくにも大変お世話になりました。かれこれ三十年以上にもなります。その時の目的は思い出せませんが、中学生の時に一人で訪れて、その後も、恋の成就を祈ったり、失恋の痛みを癒したり……。
どちらかと言うと、京都へは哀しみを捨てるために行っていたように思います。
でも弱った心を抱えて訪れるたびに、歴史の懐に擁かれて、回復を果たすことができました。
そして、生涯の伴侶との出会いの場も京都でした。だから、心をこめて言います。
ありがとう。
 
佳作                            内川 泰子
 
初めて私が京都を訪れたのは、中学3年生の5月、修学旅行の時でした。記憶の埃をはたいてみれば、舞妓さんの可憐さに目を見張り、「おいでやす」などの独特の柔和な京言葉に触れて、15歳のみんなは大はしゃぎ。神社や仏閣をいくつか巡りました。中でも、記念写真の団体撮影をした新緑の清水寺はことに印象に残っています。
 それから、53年経過した昨秋。夫と再び京都を旅しました。「哲学の道」「円山公園」等、初めての地も素敵な所ばかり。
 清水の舞台にも、53年振りに立ちました。昔のままの姿をとどめていて、一面に樹木が繁り、見事な紅葉に心を奪われました。「清水の舞台」。これまでの長い人生の中で、このフレーズが何度頭を過り、実際に飛び降りたことでしょう。
 「また、来るからね」
 そっとつぶやいて、帰ってきました。
 
 
 
佳作                            上柳 匡子
 
京都生れ。京都育ち。
東京に出ようと思ったこともあるけれど、
やっぱり京都にいてよかった。
京都って、いつまでたっても旨味の出る魔法の酢昆布のよう。
山はあるし川はあるし、神社仏閣、博物館美術館や能舞台。
大学銭湯お神水。春は桜。秋紅葉。夏は川床、雪金閣。
華道の家元、お煎茶抹茶。老舗きんとん豆大福。
美味しいパン屋とイタメシおばんざいカフェ。
祇園花街舞妓に芸妓、京都南座能神楽。
六波念仏壬生狂言、祇園祭にお松明。
四条どんつき八坂と松尾、鵜飼船。
天神弘法、御所ウォーキング。
ずっと、京都にいよう。京都いちばん。
でしょ?
 
 
佳作                            二瓶 博美  
 
美しき 古都に継がれる 京ことば
 
佳作                            箱崎 美月
 
 はんなりが 私のサプリ 四季ごとに
 
佳作  絵手紙                       宮野 和子
 
 京野菜は やさしくて 甘いね  
 
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 NPO法人遊悠舎京すずめ
〒604―8244
京都市中京区小川通蛸薬師上る元本能寺町382 MBビル1-4D
TEL&FAX 075-241-9839     E-mail info@kyosuzume.jp
 
 
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