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遊悠舎京すずめニュース

第76回京すずめ学校
世界遺産二条城・平和の誓いの御報告

2013年10月25日

                      於 世界文化遺産二条城

「世界文化遺産二条城・平和の誓い」と題して被爆アオギリの記念植樹と京すずめ学校を京都市様、京都市教育委員会、被爆アオギリ里子運動関西事務所様との共催で開催させて頂きました。

 広島からは被爆樹でオカリナを演奏して下さるエムミュージックの方々も応援に駆け付けてくださり、賑やかに開会させて頂きました。
 最初に門川京都市長より歓迎の挨拶があり、福島県立会津高校生様や京都市立堀川高校生様の挨拶が以下の通りございました。

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広島市長からのメッセージ

京都二条城被爆アオギリ二世記念植樹式典が開催されるにあたり、メッセージを送ります。68年前、廃墟の中、原爆で焼け焦げられるも、力強く芽吹いたアオギリは、被爆直下の絶望の中にいた人々に、大きな力と生きる希望を与えるとともに、戦争の悲惨さや、平和の尊さ、正義の逞しさを、語り続けてきた、平和の象徴です。この度、その被爆アオギリの二世が京都市、会津若松市、そして、国宝二条城を訪れる国内外の多くの人々の平和への想いを、ひとつの絆として、植樹されますこと、誠に意義深く、被爆アオギリ里子運動関西事務局をはじめ、関係者の皆様のご尽力に深く敬意を表します。

1945年8月6日広島に投下された一発の原子爆弾は、無差別にも罪の無き多くの市民の命を奪い、また、かろうじて生き残った人々の人生も一変させ、終生にわたり心身を蝕み続けています。被爆アオギリの姿に自らの体験を重ね合わせ、生涯にわたって被爆体験を語り続け、平成23年7月にお亡くなりになった沼田鈴子さんをはじめ、多くの被爆者は、つらく厳しく境遇を生き抜き、核兵器、非人道的と平和の想いを訴え続けました。広島市はこうした被爆者の願いに応え、核兵器廃絶のための原動力になるべく、平和首長会議の構成する5700を超える加盟都市と共に、2020年までの核廃絶を目指し、核兵器禁止条約の早期実現に全力で取り組んでいます。京都市、そして、会津若松市におかれましては、平和首長会議に加盟され、我々と共に核兵器廃絶に向け取り組んでいただき、大変心強く感じています。今回植樹されるアオギリが、健やかに大きく成長し、核兵器廃絶に向けた世論の熟成に向けて、平和のメッセージを国内外に多くの人々に、そして、次の世代に伝えてくれることを切に願います。本日ご参集の皆様には、今後とも被爆者の願いに応え、絶対悪である核兵器の廃絶と、世界恒久平和の実現に向け、共に力を尽くし、行動して下さるよう、心からお願い致します。終わりに、皆様の今後の益々のご健勝とご多幸をお祈り致します。

平成25年10月25日 広島市長 松井一實  代読 三木豊

福島県会津若松市長からのメッセージ

 本日、世界遺産二条城において、被爆アオギリ二世の記念植樹が行われますこと、誠におめでとうございます。京都市は平和都市宣言並びに世界文化自由都市宣言のもと、世界的な文化、平和都市を築いてこられたところであり、さらには平和首長会議へ加盟され、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて取り組みを進められております。この度の被爆アオギリ二世の植樹につきましては、この世界的な平和都市京都から、国内外に広く平和の尊さを発信するものであり、誠に意義深い取り組みであると考えております。この、記念すべき事業に本市より次代を担う若者、会津高等学校の生徒をお招きいただきました事、心より御礼申し上げます。

現在福島県におきましては、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故からの復興に向け、着実に歩みを進めているところでありますが、NHK大河ドラマ『八重の桜』の放送を契機とした、京都市、会津若松市、相互交流宣言の締結は本市はもとより、福島県の復興へ向けて大きな力となっております。皆様の多大なるご支援と温かいお心遣いに改めて深く感謝申し上げますと共に、今後とも、変わらぬご後援を賜りますようお願い申し上げます。ならびに、本日植樹されたアオギリが、力強く根を張り、緑を茂らせ、訪れる多くの人々の核兵器廃絶と平和の心を育みますことを心より祈念申し上げます。

平成25年10月吉日 会津若松市長 室井照平   代読 左藤滋光

会津高等学校生様のご挨拶

スクリーンショット 2014-01-19 20.47.50.png本日は、このようなすばらしい機会を設けて頂き、誠にありがとうございました。
 NHK大河ドラマ「八重の桜」で会津と京都の友好を改めて感じ、そして更に深められることは嬉しい限りでございます。
 東日本大震災から二年以上が経過した今、福島にはまだ原発事故の影響で苦しんでいる人が多くいます。私たちが今本当に望んでいるのは大震災以前と変わらない普通の生活です。
 放射能は、私たちから“日常”を奪いました。
これからの放射能の使用は慎重に考えられるべきで、そして私たちはその責任を負わなければなりません。
 また、今日植樹されるアオギリは、広島に落とされた原爆の放射線を受けたアオギリの2世です。しかし、それを乗り越えて、今日もここで元気に生きています。過去の事実は変えることができません。しかし、それでも乗り越えられる、という勇気をこのアオギリは私たちにもたらしてくれるでしょう。
 放射線を受けながらも生を紡いでいるこのアオギリが植樹されるということは広島、長崎の原爆投下はもちろん、東日本大震災をも、人々の心に刻みつけるでしょう。そして、私たちが決して忘れないこと、それが犠牲となった人々への私たちの務めであり、それがよりよい未来をつくるのだと考えます。
 将来のために、自分ができることとは何かを定め、そのことに誠心誠意を傾注できる存在としてこのアオギリ二世とともに生きていくことを誓います。

平成二十五年十月二十五日
会津高等学校 学而出版委員会委員長 諏江霞純


堀川高等学校生様のご挨拶

「世界遺産二条城・平和の誓い 被爆アオギリ二世植樹式」に際して

スクリーンショット 2014-01-19 20.48.07.pngここ二条城は世界遺産として、毎年たくさんの観光客の方々が世界中からお見えになります。また、私たち京都に住む高校生にとっては、登下校時に前を通ったり、冬の体育の授業で周りを走ったりと大変馴染み深く、また誇りに思える場所です。そして、幕府が朝廷に平和的に政治権を返還するという、我が国の歴史上の重要な出来事である大政奉還の舞台としても有名です。

 今日、この平和のシンボルとも言うべき舞台で、改めて平和を訴える被爆アオギリ二世を植樹することによって、平和の尊さを世界に訴えることができると考えています。

 こうして二条城に植樹することで世界に訴えることができるのは、二条城が世界中の人が訪れる世界遺産であるからであり、二条城が世界遺産であるのは、二条城を築き上げた人々やその美しさをそのまま守り続けてきた人々のおかげです。

 だからこそ、では今を生きている私たちに何ができるか。私たちができるのは、平和とは何かを考え、そして平和の大切さを世界中に発信していくことだと考えています。

 会津と京都というのは、昔から親交深い二都市として有名でした。好学愛校、文武不岐を校是とし、学び続ける姿勢を大切にしている会津高校のみなさんと、大政奉還と同じように新たな歴史をここ二条城から造り上げていきたいと考えています。

 最後になりましたが、今日こうして私たちが平和とは何か再認識し、それを発信していこうと考えられる機会をご提供いただいた、全ての方々に感謝の気持ちを込めまして私のメッセージとさせていただきます。

京都市立堀川高等学校 生徒会長 佐々木 佑介


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