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遊悠舎京すずめニュース

81回京すずめ学校レジュメ

京都活物語

平成の知恩院修復工事現場の見学&懇談会


二条城と知恩院は地下道で繋がっているという都市伝説

 二条城を築城した徳川家康は御所の近くに御所以上の規模の城を建造するのは天皇に対して失礼ということで、御所の3分の2の規模の城を作らせました。しかし、二条城は平地にあり、いざ戦いという時に城構えの城ではないので、家康は知恩院と金戒光明寺、山科の毘沙門を城構えの建物にしてつくらせたのです。

 ですから、二条城と知恩院とは地下道で繋がっているという噂が、存在していました。知恩院も金戒光明寺も要塞のような構造になっています。金戒光明寺は軍隊が入って行けないように、南には小さな門をつくり、道路も道幅を狭くしてあります。

この金戒光明寺の西側には立派な高麗門が城門のように建造されています。ここから江戸時代には大山崎や天王山、大坂城まで見えたといいます。

 東は活断層でできた断崖絶壁で入ることはできません。南北は小さな門で東から入れない造りです。その家康の想い描いた通りに幕末に金戒光明寺は会津藩千人の藩士を受け入れ、当時52の寺があった金戒光明寺が拠点となったことは周知の事実であります。現在は23の寺が残っています。

 家康公が城構えに建造させた金戒光明寺が、家康の狙い通りに幕末に城構えとしての役割を果たし、松平容保公の京都守護職本陣となりました。


知恩院年表 

1133

長承 2

四月七日、浄土宗の開祖・法然上人、美作国(岡山県)久米南条稲岡庄に生まれる。幼名は勢至丸。

1147

久安 3

比叡山に登り源光に師事する(15歳、一説には天養2年、13歳)

1150

久安 6

西塔黒谷の叡空の室に入る。法然房源空の名を受ける(18歳)

1175

承安 5

吉水地に草庵を結び、専修念仏を初めて布教(43歳)

1207

建永 2

旧仏教の弾圧で讃岐に流される(75歳)

1211

建暦 1

法然上人帰洛。大谷山上の禅房(現在、勢至堂の場所)に入る(79歳)

1212

    2

正月二十五日、法然上人入滅。門弟たちが終焉の地である大谷に廟堂を築く(80歳)

1227

嘉禄 3

比叡山の衆徒が大谷廟堂を破却

1234

文暦 1

法然上人の弟子源智が上人を開山として諸堂を興す

1517

永正14

8月に火災。影像、勅伝など災いを免れる

1524

大永 4

御忌鳳詔の詔勅が下り御忌大会が始まる

1530

享禄 3

勢至堂の再興。後奈良天皇宸翰「知恩教院」「大谷寺」の勅額を賜う

1585

天正13

豊臣秀吉、寺領百九十石の朱印状を付す

1603

慶長 8

徳川家康が知恩院を永代菩提所と定め寺領七百三石余を寄す

1604

    9

家康、青蓮院の地を割き、寺地堂舎を造堂

1607

   12

後陽成天皇八宮を門跡に定める

1619

元和 5

幕府が三門、経蔵を造営、2年後に竣工

1633

寛永10

火災。三門、経蔵のみ災いを免れる

1639

   16

諸堂の再建なる

1697

元禄10

東山天皇、法然上人に円光大師の諡号を賜う

1710

宝永 7

霊元上皇宸翰「華頂山」の勅額を賜う

1711

    8

法然上人五百年遠忌。中御門天皇、東漸大師の号を賜う

1761

宝暦11

法然上人五百五十年遠忌。桃園天皇、慧成大師の号を賜う

1811

文化 8

法然上人六百年遠忌。光格天皇、弘覚大師の号を賜う

1831

天保 2

善導大師千百五十年遠忌

1835

    6

大方丈・黒門・集会堂などの修復なる

1861

万延 2

法然上人六百五十年遠忌。孝明天皇、慈教大師の号を賜う

1872

明治 5

博覧会場となり、明治天皇がご臨幸される

1875

    8

山内入信院に総本山勧学本場を設ける

1877

   10

1月の御忌法要を4月に行い、以後例となる

1880

   13

善導大師千二百年遠忌を修す

1910

   43

阿弥陀堂再建落成慶讃会が行われる

1911

   44

法然上人七百年大遠忌。明治天皇、明照大師の号を賜う。華頂女学院創立

1924

大正13

浄土開宗七百五十年記念大法要

1928

昭和 3

華頂会館ならびに信徒宿泊所が落成

1930

    5

高祖善導大師千二百五十年遠忌大法要。納骨堂が落成

1932

    7

宗祖降誕八百年慶讃法要を修し、勢至丸銅像を造立

1959

   34

七百五十万霊塔落成

1961

   36

法然上人七百五十年遠忌。昭和天皇、和順大師の号を賜う

1967

   42

第一回おてつぎ文化講座を開講

1968

   43

宝物館竣工。友禅苑に茶室「華麓庵」完成

1970

   45

知恩院史料編纂所開設。和順会館起工

1972

   47

和順会館落成

1974

   49

権現堂落成。浄土開宗八百年慶讃法要を奉修

1980

   55

高祖善導大師千三百年大遠忌奉修

1982

   57

宗祖御降誕八百五十年慶讃法要奉修

1987

   62

三上人大遠忌法要奉修

1992

平成 4

昭和平成修復三門落慶法要。宝佛殿が落成

2000

   12

経蔵修復。落慶法要

2002

   14

三門、御影堂が国宝の指定を受ける

2011

   23

法然上人八百年大遠忌。集会堂修復。和順会館改築、知恩院 和順会館落成。
今上天皇、法爾大師の号を賜う


今回の修復工事は約百年ぶりとなるもので、百年に一度にしか出会えません。

主催 遊悠舎京すずめ 

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